2025年12月31日 by ごきち
◆序章
我が家のスーツケース達 サムソナイト8
最近仲間に加わったスモール・グリーン と スモール・ブラック2

ジッパー式が主流な中、希少なフレーム式。
頑丈さ、番号式の施錠、軽さ等々、使い易く気に入っている。
今までのキャスター交換記を手順に新入り2基のキャスターを交換したので記録する。
◆設計&交換作業
スモール・ブラック2 と スモール・グリーン

前回の ミドル・ネイビーの改装 から Φ54mm ウレタンタイヤの交換と同時に、Φ6mm 軸穴 x 外径Φ22mm x 厚み7mm 仕様の別注ベアリングに換装した。


ベアリングは 「636Z」 との刻印があるが、どうも国内仕様では無さそうだ。
更に今回はタイヤをベアリングで挟む隙間に 2mm 分のワッシャを間に咬ませる。
M6 13mm x 1mm ワッシャ

モノタロウで手配したが、これもなかなかの食わせ者。
何だか薄い?と厚みを測ると 0.90mm が混入している。
厳選して使うしかないか泣
◇一番の難所 現行キャスターの撤去
センターキャップを外す


万力で掴み易いように金切りばさみでホイールを破壊する


片側の全ての車輪を破壊したところ。
万力で滑車の軸受けを強力に挟み込んで軸を固定してΦ10mm ドリルでかしめ部分を削り取る。


タイヤ側の軸受けが変形するまで確実に潰す様に固定して軸が空回りしないように持てば楽勝だ。
これを4ヶ所 x 2基分


◇軸の加工
ディスクグラインダでタイヤセットに付属の Φ6mm x 50mm シカゴねじを加工する。
45mm に標線を引いて、グラインダの側面を使って、焼き付かないように数回に分けて整える。

大怪我しないうちにディスクグラインダにガードを取り付けなきゃ
面取器と座グリを使ってバリを整える


面取器はウッドフェンスの施工の時にボルト長さを調整するのに買っていた。これがめっちゃ楽。
◇装着
二液混合のエポキシ接着剤を軸の内側に塗りこんで固定する。
ウレタンタイヤを交換した時、2個のボールベアリングでウレタンタイヤを挟む間に 2mm の隙間があった。
ここに 1mm ワッシャを2枚挟んで取り付ける。

ただし、先にタイヤにベアリングを組み付けてしまうと内部のワッシャがズレて上手く軸が入らない。
タイヤにベアリングを挿入 → 軸を挿入 → ワッシャ2枚挿入 → ベアリング装着 → ワッシャ2枚挿入 →スーツケースの軸受けに装着 → ワッシャ2枚挿入 → 内側だけベアリングを装着したタイヤを嵌める → ワッシャ2枚挿入 → ベアリング装着 → 接着剤を軸に塗布 → ネジ締め付け・・・。

手順用に合成してみた。
これを4軸分 x 2基・・・。
エポキシ接着剤は、2液を混ぜると硬化が始まる。写真なんか撮ってられない。
1セット分の作業が終わる頃には固まり始めてきたので、追加で練って組み付ける。
しばらく経って、ねじの緩みが無いことを確認して完成!

2026年も出張が多そうだ。活躍してもらおう!
◆あとがき
○ワッシャの精度か、タイヤの精度か、はたまたベアリングの精度が悪いのか。ベアリングの滑りが今イチ。しょうがないので40年前にバイク用に買っていたチェーン用スプレーオイルを塗ってみた。そこそこ滑らかになった。
○オサレなナップサックは飛行機の前座席下に入り辛かったので、飛行機移動では引き続き小型の出番が多くなりそう。新年6日からの福岡出張でスモールグリーンを使ってみるかな。
○ワッシャの厚みがばらばら。1.00 mm 以上の厚みの物は入っていない。0.90mm 〜 0.95mm。簡単に1割のコストダウン。メーカーが製造元に良いように騙されてるぞ。
○軸の長さをグラインダで調整しなくて済むかなと、ワッシャ購入のついでに ユニクロ M6x50mm 半ネジボルト と保険に M6x65mm 半ネジボルト、M6 2種ナット を買ってみた。


M6x50半ネジボルト は、スーツケースの軸受け部分からネジ部がかわせたので良かったが、ねじ部分の外径が Φ5.8mm 。微妙にベアリングがガタつく。保険で買った M6x65半ネジボルト は軸部分がΦ5.9mm と、これも微妙。更に約8千円のM6用ボルトカッターの購入を考えると・・・付属のシカゴねじを使うことにした。
ベアリング交換時の予備として取って置く。
○改装前と改装後の重量差

タイヤとベアリングの質量差で+335g は覚悟の上。長持ちして欲しい。
○2026年早々の福岡出張にベアリング換装のミドル・ネイビーを使用してみた。めちゃめちゃスムースで静音!費用対効果はなかなかじゃないかな。交換用タイヤに付いているベアリングとは精度が違うようでブレが少ない分片減りも少なそう。<2026/1/11追記>
おわり