サイドテーブルの製作         2024年12月1日 by ごきち

 

◆序章

 沓脱台を作ろうとして買って来た 30 x 30 x t3 の Lアングルが余っている。

 45°コーナーカットの溶接もそこそこ出来るようになったので、更に腕を上げるために、と部材を買ったは良いが、屋外倉庫に眠っていた馬式の脚立の改造で出来てしまった。

   

 ディスクグラインダでギャンギャンいわして製作。

 

 作業中、ちょっとした飲み物やおやつを置くのに高さ 50cm 程のテーブルがあったらいいのにな、と。

 余った Lアングル で サイドテーブルを製作したので記録する。

 

 

◆設計&製作  2024年11月17日

 材料は 30 x 30 x t3 x 約1.8m のLアングルが3本。

 高さは 50cm 程で、40cm 角でいいんじゃないかな?

 

 適当に絵を書いてみる。

 

 作ってみて強度不足だったら筋違を足せばいいかな、ぐらいで適当にチップソーで45°切断で 400mm に切断する。

 全部同じ長さにする為に、チップソーにハタ金を固定して切断した。

 

 木材用のコーナー金具を使って仮止めしてみる。

 

 直角は出ないわ、面は出ないわ。

 まぁ仮押さえには使えるっちゃ、使えるか。

 

 45°カットして不要になった端材を当てて直角スコヤで確認しながら、バイスで固定していく。

   

 

 

 突合せ部分に点付けで仮溶接する。

   

  

 低電圧用の 1.6mm  ボリュームは全て11時位

 

 全周の仮固定が終わったら本溶接する。

 突合せ部は Φ2.0mm、ボリューム12時

 隅肉部も同じ溶接棒でボリュームは2時に調整

   

   

 まぁこんなもんかな。

 電流設定が難しい。

 隅肉溶接部分は電流が低いと全く着かない。逆に高すぎるとアングルをえぐってしまう。

 

 この日はテーブル上部の □ 部分だけ溶接して終了。

 

◇2024年11月24日

 17日に上枠だけ溶接した □ 部分に 470mm に切断した4本の脚を表面溶接。

 補強は筋違に 30 x t3 を当てようと思っていたが、本体と同じ 30 x 30 x t3 Lアングルを中間に入れて溶接。

 脚には M16 x 40mm 高ナットを溶接機のボリュームを全て3時にセットしてモリモリ溶接してボルトで高さ調節が出来るようにする。

   

 

 グラインダーを掛けてフレームが完成

 

 

◇2024年11月26日

 27日〜29日まで妻への感謝の為の箱根旅行。

 その前日、準備日として有休休暇をもらった。早々に支度を終えてじっくり製作を(笑

 

 2 x 4 材 を天板と中段の寸法に切断する

 

 

 キシラデコールを両面に1度塗り。

 

 

 フレームには油性の黒を刷毛塗り

   

 

 外気温度が10℃。

 半日ほど乾かしてみたが、2度塗りには至らず。

 しかも夜中にかけて大降りの雨になるらしい。

 しょうがないので半乾きのまま室内に持ち込みフレームに割り箸を置いて板を重ねて乾燥させる。

 

 完成予想図

 

 室内はシンナー臭でムンムン。

 この状態で旅行中の3日間に乾燥させる。

 

◇2024年11月30日

 無事に旅行から帰宅した翌日

 フレームへの穴加工、木材への下穴加工し完成させる。

 

 上段の穴位置計算

 

 お、401.0±0.5 mm の出来は良いんじゃないかな

 

 天板部のフレームにに 2mm → 3.2mm → 4.5mm の順に穴加工。

 

 

 中段は結構な寸法ずれがある。

 一旦板を乗せてみて再寸法取りして隙間を調整する。

 

 

 けがいて、穴開け

   

 

 天板にフレームを乗せて板に穴位置をけがいてボール盤で Φ2.5mm の下穴を開けておく。

   

 

 M4 x 16mm 木ねじで固定

   

 

 下穴にずれが無いか。

 全部のねじを一旦入れてから、中央から順にしっかり締める。

 

 中段は板を乗せて下穴位置を板に書き込み、ボール盤で下穴を開けてから順にねじ止め。

   

 

 完成!

   

 屋外専用には勿体ない高級感のあるサイドテーブルが完成した。

 

 

◆あとがき

 ○屋外の雨曝しを想定してキシラデコール仕上げにした。ウレタンニス仕上げを追加して屋内用にも良さ気だ。

 ○屋内仕様にするなら2x4材じゃなく、赤松にすればもっと高級感が出るかな。

 ○板の固定方法に迷った。フレームにねじタップを切って皿ねじで仕上げるか、裏から木ねじ止めにするか。旅行中はその事で頭いっぱいだった(笑

 ○水平調整に M16 高ナットを付けた。ボルトの代わりにキャスターを付ければ屋内仕様に早変わり。早速注文した。

 ○溶接後のグラインダ掛けの騒音が難点。組み立て式の作業防音小屋を設計せねば。

 ○妻曰く、テーブルの中央に穴を開けてパラソルを挿せば良いんじゃない?と。安定感もあるので機会を見て開けてみるかな。

 ○BBQで活躍するかな。DIYの工具置きにも大活躍しそうだ。

 

おわり

◇2024年12月7日<追記>

 屋外専用には勿体ない。屋内で使用する為に Amazon でキャスターを手配した。

 その画像がこちら

 

 ユーエイ ST−50RHS、M16X40 498円/個

 ねじが逆ネジになっているところが、いかにも別の商品CGからコピったような画像。

 

 ストッパー無しで安いのが見当たらない。

 4個注文して来た物がこちら。

 

 画像と違う M16 の右ネジ仕様が来た。 グリスもワセリンの如く白くて綺麗だ(笑

 しかし、ゴムタイヤが Φ50 なので、ストッパーが微妙に大きく、明かに形状が違う。

 

 取り敢えず装着してみる。

 

 まま、良いんではないかな。

 

 ただ、リビングで使うにはブレーキレバーがラグに絡んでスムーズに使い辛そう。

   

 地面からの隙間が 約 6mm しかない。

 

 折角なのでブレーキOFF レバーだけ、サンダーで切り落としてみる。

   

   

 レバー部分だけ落として、切断面を鑢がけしておく。

 

 テーブルの脚に再装着して完成。

   

 レバーは当たらないが、OFF位置キープ用のストッパーがリビングのラグに引っかかるという始末。

 

 更に、、、

 滑車を追加した分テーブル高さがかなり高くなった。

 

 50cm だった筈が 60cm 超。

 結局、屋外仕様の作業工具置き台になりそうだ。

 

 ・・・屋内仕様だったら、ペーパー掛け&ニス仕上げも必要だし(笑

 

 

おわり