スーツケースのキャスター交換3

 2025年3月22日 by ごきち

 

◆序章

 一番使用頻度の高いスーツケース

 

 サムソナイト インターセクト スピナー 55/20 34L

 ベアリング入りの Φ50mm キャスターに替えた後、26回の出張の殆どをサポートしてくれた。

 

 お蔭でこの有様

   

   

 まだまだ使えそうだが、今年度最後の出張を前に交換したので記録する。

 

◆部品調達と交換作業

 いつもの所で Φ54mm を調達した。

 

 ご丁寧に六角レンチを2丁付属してある。タイヤ交換の度にどんどん増える笑

 

 移動中に外れないよう、ネジ部に二液混合式のエポキシボンドで固めていた。

 まぁ力をかければ外せるだろうと付属のレンチで緩めようとするも全く動かない。

 

 仕方が無いのでボルト側を万力で挟んでドリルでねじ側の頭をエグって外す事にする。

 

 

 まずは 2.5mm → 3mm

   

 

 4mm → 4.5mm を座グルと頭が取れる。

   

 

 これを4ヶ所

 

 標準のタイヤを外すよりは楽だ。

 

 外したタイヤ(元はΦ50mm)と装着するタイヤ(Φ54mm)

 

 外した方は、思っ切り斜めに摩耗している。

 

 4ヶ所共、すり減ったタイヤを外したら新品を仮で装着する。

   

 内側に付属品のワッシャを二枚づつ挟み込んでシャフトの長さを測る。

 

 頭−先端までが 49mm 〜 48mm になるようにグラインダーで削って調整する。

   

 削ったらタップでネジを綺麗にしておく。

 

 仮で固定していく

 

 次回分解用にボルト(シャフト側)とナット(ネジ側)の向きを記録しておく。

 

 室内で接着剤を塗りこんで完全固定する。

   

 こいつをシャフトの内部とネジに塗りこんで固定する。

 

 これを4ヶ所

   

 完成!

 

 

◆あとがき

 ○準備から片付けまで約2時間半。楽しんだ。

 ○2液混合タイプのエポキシボンドの強力さには参った。六角レンチで思い切り力を込めれば外せると思ったが甘かった。逆に出先で外れることは絶対無いだろうと確信した。

 ○ネジロックは買わなくて良かった。

 ○一カ所、古いタイヤを外す際にベアリングからタイヤが取れた

   

 タイヤを2つのベアリングでサンドイッチしている構造のよう。

 スーツケースの乾燥重量は約 3.6kg ベアリングを16個装着しているので、重くなる訳だ。

 

○ベアリング2個入り、8個セットをこの値段で販売できるコストパフォーマンスに驚いた。恐るべし中国製。

○この手の中国パーツは売れてくると、こっそりコストダウンが進む。他の類似品も続々と販売が増えている。次回購入は要注意かな。

○来年度は更に北海道出張が増える。活躍してくれよ。

 

 

おわり