ラパンの合鍵作製 

                              2019年2月26日 by ごきち

◆序章

 大学通学用に娘に購入したラパン HE21S

 

 11年物9万qETC・ナビ付きで税込27万6千円

 

 娘から、鍵の根元が割れてきたとクレームがついた。

 しばらく前にボルトナットで強化したが見栄えがいまいち。

 ネットで元鍵に似たブランクキーがあったのでポチっていた。

 

 ブランクキー

 

 KEY-036 M419 400円

 これを近所のDIYショップで刻んでもらえば良いだろう。

 

 某★イヤルホームセンターに持ち込んだ。

 吊るしの合鍵作成だと税別398円! やっすー!

 しかし、持ち込みブランクキーへの加工の複製は丁重にお断りされた。

 失敗した時の保証ができないんだと。

 

 分かります。

 学生の頃、関西系のDIYショップでバイトしていた時、合鍵を任されていた経験がある。

 同じ理由でお断りしていましたから(笑

 

 ダメ元でDIY店を数件回るも、お断りしていますと。

 ただ、某ビ★ホームは良心的でした。

 失敗した時は責任を負いません。の確認書を書いたら1,080円で彫ってくれるとのこと。

 

 ・・・ブランク鍵付きで398円であるのに持ち込みで失敗しても知らんぷりで1,080円取るか・・・

 

 彫ってくれるだけ良いんだろう。滅多に失敗することは無いんだろうけど・・・。

 

 急遽合鍵が必要になった為、手彫りにチャレンジしたのでここに記す。

 

 

◆製作

 銅テープ

 

 最近100円ショップで見かけなくなった。

 分厚めの銅テープ。

 

 これを元鍵に貼り付ける

 

 きっちり。ぴったり。

 

 カッターナイフで銅テープを元鍵の凹凸に合わせて切り刻む

 

 慎重に。(プロだとこの画像だけで合鍵が作れるらしいので一部加工しています。)

 

 形取りした銅テープをブランクキーに貼り付けて削る部分をマジックで塗り潰す。

 

 (念のため画像を加工しています)

 

 あとはこいつでガンガン削る

 

 息子へのプラモデル用にプレゼントしたリューター

 

 いきなりトラブル発生。

 リューターが回らない。

 買って2年以上なるか。

 

 分解していくとACアダプタのコード部分の断線と判明する。

 仕方がないので、ACアダプタを修理してから本作業に入った。

 

 削ること約三十分

 

 ほぼ完成。

 

 適当にバリだけ取ってラパンのドアキーに差し込んでみると

 なんと開いてしまった。

 ついでにエンジンキーにも挿してみると、回るではないかー!

 

 荒削りなのに、使えてしまった。

 逆に、これ以上削ると使えなくなる可能性すら出てくる。

 

 しょうがないのでピカールで磨くだけ磨いて完成とした。

 

 元キーに入っていた無線キーを装着して完成!

 

 

◆あとがき

 ○ダメだったら398円で合鍵を作ればいいや、と、時間がない中で適当に作れてしまったのでびっくりである。

 ○リューターの修理を含めて小一時間で彫れた。

 ○高校生の頃、アルミ板をオリジナルキーと重ね合わせて削って自宅の鍵を作ったことがあったが、まだ腕は落ちていないようである。

 ○息子に見せたら「これって犯罪じゃないの?大丈夫?偽造にならないの?」って心配してくれました。大丈夫だぞー

 ○視力の低下は否めない。老眼の進み具合を実感した。

 

 

おわり