【JBL CONTROL 1X エッジ張り換え】 2014/06/27 DIY

 

◆序章

 購入して十年。

 遂に JBL CONTROL 1X のエッジが溶けた。

 一年前は確かに大丈夫だった。

 DAW用のモニターを新調したタイミングで、聞き比べようと押入れから取り出してきた。

   

 軽〜く 撫でるだけでこの有様。

 もっと早く売っぱらっておくんだった。

 そこでエッジ補修にチャレンジしたので記録する。

 

◆設計&補修

 ソファの補修に使った茶色の皮が余っていた。

 

 結構いい値段だった。約40cm x 30cm で 3,600円<税別>

 エッジにはセーム皮をよく使うらしいが、この際こいつで済ませる。

 

 分解する

   

 表の六角ビスを外してがばっと外す。

 

 内部配線は固定されていない。

 このあたりがスタジオモニタになり得ない証拠だろう。

 

 ウーハーユニットを外す

 

 コーンもずばずば汚れている。

 

 エッジの残りをフレームから剥ぎ取る

 

 ついでにコーンもお掃除。エッジが怖くてコーンなんか拭いたこと無かった。

 

 フレーム寸法を合わせる

 

 同時にビス穴もマーク

 

 円開けにはコンパス形のカッターを使う

 

 こいつで外周を先に切ってから、内側をくり抜く。

 コーンの直径より10mm小さくくり抜く。

 

 先にフレーム側を接着して、次にコーンとエッジを接着する。

 

 接着剤といえばコレ

  

 G17。ノズル付きで使いよい

 

 まんべんなくコーンとエッジの間に塗り込む

 

 

 

 現状復帰。ユニットを固定して、ハーネスを接続、ケーシングを組み立てる。

 

 パッキンはこの際なしで。

 

 完成!

 

 さて音色は如何に?

 

◆試聴

 バスドラの音が、「どっ、どっ」ではなくて「とっ、とっ」

 まずもってコーンのコンプライアンスが悪すぎる。がちがち。

 芯は出ている。なのでボイスコイルが当たっているわけではない。

 フレームとコーンの隙間が狭いうえ、フレームに塗った接着材が多かったのかもしれない。

 エージング後が楽しみだが・・・何時間かかるのか気が遠くなりそうだ。

 

 しばらくして進化が見られなければ、セーム皮を買ってきて張り替えるか。

おわり