【ラパン 板金叩き出し補修】 2021/4/17 DIY
◆序章
2021年4月2日
帰宅途中に御釜を掘って凹ませたラパン号
赤い車にブチ当てたらしい。もちろん10−0で娘が悪い。
よそ見をしたわけでもなく、左折する前方の車を追い抜こうとして当てたらしい。
相手方への謝罪は勿論、警察を呼んで事故処理をして、保険手続きなど一人で気丈にきちんと対応できたようだ。
大人になったもんだ。
次の日、買った店に修理をお願いするのに運転してもらえないかと頼まれた。
購入店まで数キロ走ってみて。
ハンドル、フレームはびくともしていない。
購入店の社長曰く、
半年後の車検で乗り換えるまで凹んだまま我慢するか、2、3万出して中古のボディに交換するか、と。
娘は前案で良いと。
2、3万を今払うのなら、次の車を買う時にETCやナビの費用にまわしたいと。
社長直々にバフ掛けしてくれたおかげで綺麗になった側面
赤い傷は一切残らず。凹みのみ。
約4年、5万キロ走って、大きな傷を付ける事も無く大切に乗っていたラパン。
自分の運転技術の未熟さが悔しかったようで、夜は部屋でずっと泣いていたようだ。
何とかしてあげたい思いで、娘のいない間に板金叩き出し補修を行ったのでここに記録する。
◆分解、叩き出し、修復
左前側板を外して叩いて修復する。
マニュアルや手順書は手元に無い。
購入店で「タイヤガードを外せば適当に外せると思いますよ」とだけ情報を頂く。
面白そうなのでチャレンジしてみた。
まずタイヤハウスのクリップを外してガードを外す
クリップが一つ吹っ飛んでいた。
事故の衝撃を吸収してくれたんだろうか。
見えているボルトを外す
10mm用のソケットレンチでボルトをキコキコ外す。
しかし、微妙に外せない。
ワイパーが突き出ている部分の板金を外さなければ取れない位置にボルトEがあるようだ。
この部分の板金を外したい
ワイパーの根元に付いている塩ビキャップを外し12mmソケットレンチでナットを外してワイパーを外す。
ボンネットを開けて、ワイパー部分を覆っている板金を固定しているであろうボルトを4個外す。
しかし、このボルトだけでは板金は外せず。
どうやら樹脂カバーがある排気穴の奥で強力に固定されている様子。
この樹脂の奥にまだボルトがいらっしゃるようだ(泣
グリルをバキバキっと外したい気持ちを置抑えて、爪を数か所逃がし、それでもだめだったので思い切り力を入れてみた。
結果オーライ。
爪+クリップ止めだったので破損せずに外すことが出来た。
ボルトを発見
樹脂カバーの奥でしっかりボルトで固定されていた。
合計6個のボルトを外して板金を外す
なかなか大変なことになってきた(汗
目的の板金を止めているボルト発見
こいつを外して左側面の板金を外そうとするも・・・まだヘッドライト辺りの側面で固定されているっぽく外せない。
・・・フロントグリルも外すしかないようだ。
フロントグリルの下面に隠しクリップを2個発見!
更にタイヤハウスとの止めネジを外すと意外と簡単にフロントグリルが外れた。
事故の衝撃なのか、上部の4点のクリップが飛んでいて落下防止用の2か所の爪だけでグリルを支えていたようだ。
どんどん哀れな姿になるラパン(泣
最後の固定ボルトが見えてきた
十字穴付きネジがヘッドライトに、六角ボルトはフレームに固定されていた。
ヘッドライトの上ねじを外してヘッドライトをずらす
ウィンカーコネクターに気を付けて板金を外したところ。益々無残な姿に。
外した板金に粘土に当てがって、ゴムハンマーでトンテンカン
作業中の写真はいつもの如く無し。
叩いては車体に当てがう。これを繰り返して
なかなかいい感じ。
専用のハンマーや、当て板を作って完璧に仕上げたい気持ちを抑え、とりあえず凹みを戻して、ヘッドライト周りを成形したら良しとした。
全てを修復し、吹っ飛んで無くなっていたフロントグリル上の4個のクリップを購入店で分けてもらい装着して完成。
ビフォーアフター
心残りはあるが、取り敢えず10月の車検までの半年間、みすぼらしくない程度には修復できた。
◆あとがき
○2021年春は入学・卒業・就職と、めでたいことも多い反面、私、娘と車の事故が続いている。気を付けなければ。
○息子は姉ちゃんと同じく夏休みに合宿で免許を取るつもりらしい。操作技術は勿論、マナーや沢山のKYTを学習して安全運転技術を学んで来いよー
おわり