2006年1月6日 by ごきち
◆序章
前列3人シート、後列3人シートが並ぶエデックス。前列用のドリンクホルダーは3人分ついていたりする。結構使い勝手も良く重宝しているが、夜間は照明が無いのが欠点。
タバコを吸わない人は、灰皿自体を取っ払ってしまうことで灰皿照明が即席のドリンクホルダーライトになる。エディックスオーナーで灰皿を取り外したままの方も多いらしい。
が、今回はこれに更に手を加えて、ドリンクホルダー用の照明を作ることにした。
◆設計&部品
灰皿内の照明を加工した灰皿の表窓から漏らす。純正のランプでは赤味がかっているので電球も白色系に交換、小窓に色アクリルを加工する予定でいた。
ところが、まず灰皿用のウエッジ球(T5)で白色系の良い球が出回っていない。やっと見つけたHiワッテージ球を装着してみるも今ひとつぱっとしない。
12V2W<純正は14V1.4W>
白く見えるようで全然光量が足りない。点灯回路に抵抗でもかましてあるかのよう。<未確認>オーディオのアナログVUメータなんかの照明と同じかな?と想像しつつ、これではいくら大きなHiワッテージ球をつけてもダメ。
そこで、まだ出回っていないであろうT5仕様のウエッジLED球を作ってしまおう!LEDもありきたりの青色では芸がない。紫外線LEDで内装を照らすことにする。
蛍光ペン&ブラックライト(LED) 100円ショップで見つけた。お正月に子供に配るおもちゃ用に大人買いしてあった。このLEDを流用する。
◆製作
☆ウエッジLED
まずはウエッジ球のソケット部分の製作。寸法は4.7mm x 2mm厚。これにあわせてガラ・エポの両面基板を加工する。
ケガいてそれ風に寸法どり。1.6mm厚なので金ノコの刃だけでも簡単に切り抜ける。
この辺の寸法は適当。
銅箔パターンはカッターで適当に剥がしてLED二個直列+保護用抵抗が付けられるよう両面を加工する。
LEDはライトペンから取り外しておく。これで電池まで付いて売価100円とは驚く。
適当に基板に穴を開け、LED、保護抵抗を半田付け。LEDユニット完成!
☆灰皿
灰皿ASSY。 ねじ一本と力技で分解<協力:いないっちゃん>
3つのパーツのうち、前面パネルだけを車体に貼り付けても良かったが、灰皿ASSYで約1、000円とリーズナブルなことが判明。予備を発注しておいて加工を断行!
灰皿本体を金ノコでぱっくり切断。もう後には戻れない。
前面パネルだけをビス止めして灰皿改造完了。
◆装着
灰皿を外し、前面から標準球と交換する。
灰皿正面を横切っているのは足元用のフットランプの配線。
ここで電球交換用に金魚のぶくぶく用のチューブを使うと便利。抜くにも挿すにも大活躍!
完成!しかし・・・
写真では明るく写っているが夜間走行時、肉眼ではほとんど光っているように見えない。アルミ缶のジュースを置いてみたが、全然光っているように見えない。蛍光塗料等でドリンクホルダーも塗装加工しないことには暗すぎる。今後の蛍光グッズ発掘に期待!
◆あとがき
☆設計ミスが2点。
1、保護抵抗値
紫外線LEDの特性をよく調べずに適当に1kΩで点灯させていた。全然輝度が足りませんでした。後に330Ωに変更し、30mA駆動とした。
2、LEDの方向を間違えた。
たまたま正面から向かって左が+電源、右が−GNDだった。わざわざLEDの照射角度を下向きにあわせておいたのに極性が逆になった。LEDの端子を極限まで切り詰めている為照射角度が変えられない。ランプハウスを照らしている為、照度が足りない。間接照射では限界のよう。
問題は「2」。この際、あと2つ3つガラ・エポ・ウエッジを作って紫外線LEDだけでなく、青色バージョンも試してみるか。
☆とにかく暗すぎてデジカメで撮れない。しかもカメラに直視させるとサチってしまう。撮影技術も学ばないといけないようですナ。
つづく
◆追記 2006年1月7日
写真ではそれとなく良い感じで写っているドリンクホルダー・イルミネーション
両脇は追加のフットランプ。 あらブレブレ
設計ミスの一点、紫外線LEDの照射位置を修正する為に本体側をいじくった。
ウェッジ球のソケットの取り付け角度を180°回転させ、直接照射に変えてやろうとマイナスドライバーをソケット部分に差込み、グイと90°曲げた瞬間、妙な手応えを感じた。
抜けた。見事にソケットが内装側に抜けた。
サウンドコンテナの操作パネル部を外さなくては灰皿ユニットが出せ無かった記憶がよみがえる。
以前にTVキャンセラーを自己責任DIYで取り付けた、めんどくさい作業を思い出した。
暖かくなるまでのしばらく、ドリンクホルダー照明は我慢するか・・・。
つづく
◆追記 2006年1月15日
前日の大雨から一転、関東地方は4月上旬並みのポカポカ陽気だそう。早速サウンドコンテナの操作パネルを取り外し、内装側にすっこ抜けたランプソケットを再取り付けした。
しかし課題であった紫外線LEDの「見た目照度不足」は一向に改善しなかった。当然と言えば当然。紫外線だから目には明るさとしては見えませんワナ。
そこで、急遽ガラ・エポ・ウェッジを製作し高輝度青色LEDバージョンを試してみた。
さて、その照度や如何に!
おー ええやん!
照射位置によっては、若干のぎらつき感があるので、LED表面をペーパーでクリアに削れば完璧。
当初案の紫外線LEDの失敗は悔やまれるが、しばらくは飽きずに夜間ドライブを楽しめそう。
おわり