2011年9月23日 by ごきち
◆序章
夜、出かけた帰りに片方の番号灯が切れていることに気が付いた。
あら?1年前に換えたばかりじゃなかったかな?
砲弾型LED6粒仕様の調子が悪くなり、ベース型LED3個仕様の電流少な目設計で長持ちする筈が。
セラコンをかましてノイズ対策したつもりが、仇になったか?
それとも、ここ最近の燃費走行が幸いしてバッテリーが弱っているのか?
とにかく、このままではいかんので急遽番号灯LEDを作ることにした。
◆設計と製作
最近、E26口金仕様のLED電球が安い。
近所のディスカウントショップで30Wタイプが798円也。
買い置きがあったのでこいつを分解してみる
OHM LDA6N−H31 30W相当の325lm
この中のLEDを流用して番号灯を製作する。
早速分解する
意外と簡単にカバーが外せた。
中には高出力型のLEDが2粒
放熱板なしでどのぐらいまで光らせてよいものか?
とりあえず100Ωの保護抵抗をかましてDC電圧をかけてみる
15V以上印加しないとまともに光らないことが判明。
と言うことは、このままでは車載できない。
二粒が直列になっているので、一粒当たり8V程度か。
しょうがないのでアルミ板ごと一粒ずつに切断する
LEDに極力ストレスがかからないよう、ニッパーとやすりで割りを入れ、ぱっくり割る。
あとは以前に製作した要領で基板にLEDを盛れば良い。
買い置きしていたスルーホール基板
これに板取りして電球型ウエッジを作る。
この際、贅沢に2個取り
うまく切れば4個取りも可能。
ニッパーとカッターナイフを駆使して、とりあえず型に抜いてからやすりで仕上げる
以前の緑色TAKACHI製と比べると微妙な色合い。
先に摘出したLEDを盛る
LEDチップが載ったアルミ板ごと利用することで放熱効果も期待できる。
定電流ダイオードが見つからず。とりあえず抵抗を使って目標40mAとする。
電源電圧:13.8V LEDのVf:8.5V(そこそこ光らせた時)とすると計算上は、120Ωってところ。
そんな都合の良い抵抗は持ち合わせていないので330Ωを3個並列 = 110Ω とする。
110Ω計算だと 約48mA
ちょっと流しすぎか?
点灯を確認した後、エポキシボンドで固定&絶縁する
部屋の気温が高いので練っているうちに硬くなってくる。
ボンドを盛る
20分もしないうちに硬化。 完成!
◆検証
テスターを二台使って電圧と電流を測定する。
電源:13.8V 電流:47.2mA ほぼ計算通り。
ちなみに、12Vきっかしでは
32.4mA
LEDのどアップを撮っていて分かったが、3個直列の発光素子が2回路並列になっている
表面の透明樹脂がぷにょぷにょ。車載で振動の影響が無いことを祈る。
夜を待てずに早速装着
夕方で、この輝きはなかなか。
暗くなってくると・・・
路面まで照らしている。
更に日が落ちると
結構明るい。
長持ちしてくれることを祈る。
◆あとがき
○久々の自作LEDネタ。5年前は自作するしかなかった下向きのLED球も、最近は良い物が市販されていそう。久々にSABでもうろついてみるか。
○一時間ほど13.8Vで点灯すると、抵抗部分とLED部分がほんのり暖かくなっていた。明るさはそこそこある。もう少し電流を落としても良さ気。しばらく様子を見て、切れるようだったら30mAバージョンを作ろうか。
○マップランプやルームランプにも良さそう。在庫があるうちにパーツ取り用に2個程同じLED電球を買っておくとする。
○しばらく秋月電子に行っていない。LED電球の流れ部品が並んでいる様子。市販のLED球から摘出するより安くて良いパーツが手に入るかも。久々にバンドついでに見に行ってみるかな。
おわり