【呼出音増設スピーカー工事】 2012/03/30 DIY

 備え付けだった2階のインターホンは既にテレビドアホンに交換済み。

 

 パナソニック VL−SV31KL 1万3,600円

 

 わざわざ1階まで降りずに誰が来たのかが画像で確認が出来る。

 留守中には30枚の画像が記録出来る優れもの。

 

 ただ、1階の洋室に篭っていると耳を澄ましていても2階のピンポン音が全く聞こえない。

 おかげで何度と宅配便の配達に気づかず再配達をお願いすることがあった。

 

 そこで、電話機とドアホンを接続するアダプタを施工した。

 

 TEL−T560 ¥7,980円

 

 使っているSANYOのコードレス電話には子機が2つある。

 子機の一つは2階リビング、もう一つは1階の私の部屋に置いている。

 ドアホンアダプタを介すことでチャイムを鳴らせば家全体の電話機がピンポン!

 しかも電話で応答ができる。

 しばらく快適に使っていた。

 

 ところが、ある日。暴風雨の午前三時ごろ。

 家族全員が爆睡する中、突然ピンポンが鳴り響く。

 

 画像を見ても誰もいない。

 しばらくするとまた鳴る。

 そのうちに受話器を取ろうが、何のボタンを押そうが鳴り止まない。

 近所迷惑にもなるので寝ぼけながらアダプタを外した。

 

 ・・・SANYOの電話アダプタとパナソニックのテレビドアホンとの相性か?ノイズ?放射能?

 というより、本来のアダプタの仕様が電話機とドアホンを連携させる物か?なのでテレビドアホンとは動作対象外というのが理由なのかもしれない。

 

 夜中のピンポン攻撃は異常に気味が悪かったのでアダプタを外してしばらくの間放置していた。

 で、また宅配便の荷物を受け取りそびれる。

 

 悔しいのでチャイム音だけでも一階に聞こえるようにと工事を施したので記録する。

 

◆増設スピーカー工事

 テレビドアホンの工事仕様書をみるとオプションには

 @A接点出力

 A外部スピーカー

 B拡張端子

 の接続がある。

 この端子を利用して一階で呼び出し音を鳴らすことを考える。

 

 まず、A接点出力を利用する方法。

 この端子はチャイムが押されると閉じる接点。

 この接点にメロディブザーを繋げると呼出ボタンを押した後、応答しなければ30秒間メロディが流れ続ける。

 この30秒間がまた微妙。夜中のピンポンの恐怖があるので却下。

 

 次に、外部スピーカー出力を利用する方法。

 なんとかして一階の玄関までの配線が可能であれば、玄関にスピーカーを増設することで一階にある三つの洋室でもチャイムの音が聞こえるだろう。

 ただし、増設スピーカーのチャイム音が小さければ話にならない。

 

 外部スピーカー端子と手持ちのスピーカーをインターホンコードで繋げて1階で聞いてみる。

 

 FOSTEX FE127 ピンポンスピーカーには高級すぎる。

 玄関の下駄箱の上に仮置きして鳴らしてみると1階の3室でそこそこ聞こえることが分かった。

 

 そうすると少し欲が出てくる。

 最後の拡張端子。

 これは別のインターホンが増設できる端子なので、上のスピーカーと同じ位置にインターホンを置くことで1階で応答もできる。

 

 ・・・いつもの癖で妄想が膨らんでくると、お腹が一杯になって行動が止まってしまう。

 そこで、とりあえず安価なA案を採用し、頃合を見てBにグレードアップすることに決める。

 

 早速増設スピーカーを物色する。

 パナソニックで探すと二機種ある。

 VL−862W と EC95352 

 玄関の外壁に付けるには色合いを考えて EC95352 に決定。

 K,sに電話注文する。

   

 EC95352 ¥1,484円

 

 玄関の下駄箱

 

 ここに増設スピーカーを取り付ける。

 

 玄関ポーチ側に以前のインターホン用の子機がある。

   

 この子機から2階のテレビドアホンまで並行コードが配線されているが、今のテレビドアホンには未使用。

 この線を利用して壁の屋内側に配線を延長することで増設スピーカーに配線できる。

 

 平行コード

 

 コードを引っ張ろうが押し込もうがうんともすんとも。

 サイディングと躯体のコンパネの隙間に配線しているらしい。

 

 とりあえず、外壁側から穴を開ける。

   

 12mm厚サイディングと12mm厚のコンパネなので木工ドリルで穴加工。

 

 流石木下工務店。壁中にはグラスウールがぎっしり。

   

 室内側のスピーカー位置によっては入線が危うい。

 

 室内側のスピーカーの取り付け位置を検討する。

 

 意匠的にの位置と決めていた。

 しかし、の位置は屋外側のインターホンの真裏なので入線が非常に楽。

 ただしアップグレード時にインターホン改装を施すことを考えるとの中間地点も良い。

 

 家族全員に意見聞く。すると、どちらでも気にしないと。

 あんまり関心ないんだわ。(笑

 

 結局、当初のの位置で穴を開ける。

 

 入線しやすいように斜めに開ける。

 

 入線作業。まずは適当にインターホンケーブルを適当にコソコソと差し込んでみる。

 

 屋外側では全く反応なし。軟らかいので途中で断熱材に負けている。

 

 IV線 φ1.6mm

 

 屋外側の断熱材がかすかに移動するも受け取れず。

 

 必殺!自作入線ワイヤー。φ3mmの真鍮棒の先端にネジを切り、スペーサーをかましている。

 

 微妙に角度をつけながら押し込んでいくと先端のスペーサー部分が屋外側から見ることができた。

 

 スペーサーにタコ糸を引っ掛けて棒を引き上げる。

   

 天晴れタコ糸。これにインターホンコードを巻きつけて室内に引っ張れば入線完了。

 

 途中で抜けないように入線 

 

 小さな穴にきっちり通せた。

 

 屋外側を連結する

 

 接続後テーピングし、穴にはエアコン工事で余った粘土をつめておく。

 

 屋内側も粘土処理

 

 ゴキちゃんが入って中で繁殖しませんように。

 

 スピーカーを取り付けて配線処理

   

 カバーをつけて玄関側完成!

 

 2階テレビドアホン側の外部スピーカー端子にコードを接続する

 

 先端を半田あげして接続する。

 

 完成!

 

 後でキンコンチャイムにしても良さ気な配置。満足。

 

◆あとがき

 ○施工時間約2時間。もっと早く施工しておけば折角の「次の日配達」を逃すこともなかったと後悔。

 ○玄関の近傍にコンセントがあれば間違いなくインターホン案に決まり。ぼちぼち電源増設工事も考えてみるか。

 ○エアコン工事を機に家の躯体・構造が分かるようになった。今後の改装に拍車がかかりそうだ。 

 

 

 

                                                    おわり