【ポーチランプの交換】 2021/1/1 DIY
◆序章
油仕上げのアンティークなポーチランプ。
金属部にかなり錆びが来ていた。
監視カメラへの映り込みが微妙だったこともあり、これを機会に傘の無いタイプに交換したので記録する。
◆屋外灯の選定
最近の屋外灯には照度センサーや動体センサー、タイマー等が内蔵されていて良い物がある。
コイズミ AU40253L 11,343円
暗くなれば点灯、設定時間時間後に消灯、人検知で点灯などの制御がある。
画像合成してみた。
なかなかいい感じ。
Amazonで注文して納品を待った。
◆器具の更新工事<2020年11月21日>
私は第二種電気工事士の免許を持っている。
直結器具なので免許必須。無免許はだめよ。
ネット界隈で
「誰でも簡単に出来るので、自己責任でやってみよし」みたいなコメントを散見するが、立派な犯罪示唆でしょ。
「車の運転って、簡単だから免許は持っていなくても、是非運転してみて。自己責任で。」
と言ってるのと同じやでほんまに。
関西人が「多分、大丈夫やで。知らんけど。」って無責任な事を言うのとは訳が違うのよ。
事故を起こさないように免許を取ってから工事してください。
電灯スイッチ側で電気を切っておいて既設ランプを撤去する。
既設器具を外したところ。
外壁塗装前の下地が見えるが、入替機種のベース部分が同じ径なので丁度隠れる。
新調器具が到着した。
ガラスのひび加工も良い感じ。
ベースをねじ止めする。
何のことは無い。インパクトでバリバリっと。
内部配線後に器具をローレットねじで取り付ける。
付属の電球とガラスボールを取り付ける。
イメージ通り。
テストモードで点灯確認
ブラボー!
ポーチランプには「開けたらタイマ」を通していたが、照度センサーが付いているので不要だ。
門灯と配線を入れ替える。
銘板を「門灯」から「ポーチ」に交換する。
銘板の差し替え
配線を入れ替える
スイッチボックスの奥行きが無いので、配線をなんとかまとめる。
セット完了
ワイドハンドル改装前のスイッチ位置に戻った。
完成!
テスト点灯を終えて。
暗くなったら自動点灯。その後6時間後に消灯。人検知で自動点灯モードに設定して電源を投入した。
・・・昼間から点灯?
しっかり点灯。
真っ昼間から点灯しっぱなし。
いかん。照度センサーがやられているっぽい。
速攻でAmazon の交換手続きを取って良品の到着を待った。
◆器具の本体交換<2020年11月23日追記>
Amazon は交換処理が早い。
不良品を送り返す前に、新品を送ってくれる。
早々に新品が配達されたので、本体を交換する。
Before After
ん?ガラスのひび加減が激しくなったか?流石手作り。マスクメロン調に変わった。これも悪くないだろう。笑
テスト点灯の後、暗め点灯、6時間後消灯にセットして電源を入れた。
・・・同じだ。
真っ昼間から点灯してしまう。
もう、交換工事&返品手続きも大変だ。
「開けたらタイマー」を通して定刻に点灯消灯を繰り返す配線に戻すかとも考えたが、それはそれで悔しい。
数日間、連続通電して点滅を確認してから対策を考えることにした。
◆電球交換<2020年12月6日>
連続通電で点滅状況を確認するも、家族が帰って来る度に元スイッチを消されてしまう。
日頃のルーチンなので慣れるまで仕方がない。
出張も重なり、きちんと自動の点滅状態が確認出来ない中、とにかく明るすぎるとクレームが出た。
そこで電球を幾つか買ってきて試してみた。
点灯状況<標準付属品>
明るすぎるので、W数を下げたい。
適当に買ってきたエジソン電球風LED 40Wと25Wを装着してみる。
左が40W、右が25W
25Wを採用する。
向かって右の壁にフィラメントっぽい模様が出るが、良しとする。
◆追加改装を決定<2020年12月8日>
数日間、点滅具合をみた結果、昼過ぎには点灯することが分かった。
快晴でないとしても、雨天や曇り空でもないのに真昼間で点灯する。
これじゃ使い物にならない。
別途照度センサーを追加して 「本当に暗くなったら点灯」 改装を施すことにした。
部材を物色していて、良さ気なものを見つけた。
パナソニック EE4413K 防雨型 自動点滅器 3,445円
点灯開始照度が調節できる。
これを器具とスイッチの間にかませば白昼の点灯は避けられるだろう。
暗くなったら自動点灯。6時間後に一旦消灯するが、人を検知すると2分間だけ点灯する。
早速Amazonで注文して、配達を待った。
◆自動点滅器の装着位置の選定<2020年12月19日>
家のポーチは1400mm程内側に入り込んでいる。
この位置のおかげでアース工事の省略ができる。
自動点滅器の置き場所を選定する。
<案1> ライトの真下(合成イメージ)
ケーブル工事は楽そう。ランプと自動点滅器の間は露出工事でも良さそう。
ただ、点灯感度を暗めにした時、ランプの光の影響を受けて消灯と点灯を繰り返すリスクは高そう。
<案2> 外壁(合成イメージ)
ポーチランプの影響を受けず、きっちり暗くなってから点灯してくれそうだ。
夜中の点滅の可能性は、かなり低いだろう。
ただ、自動点滅器とライトとのポーチ内の電気工事は電線管にした方が無難か。とすると工事に結構な手間がかかりそう。
PF管工事か、ねじなし電線管工事にチャレンジするのもいいかも。
<案3> 旧インターホンスイッチ位置(合成イメージ)
ここだと、配線を壁内に隠せるだろう。
ただ、ランプの光がテーブルに反射して点滅を起こさないか懸念はある。
制御の確実性と工事の達成感を考えると <案2> だろう。
しかし、防水工事と見栄えを考えると <案3> に軍配か。
<案3>を試して点滅異常を起こしたら、<案2>に再チャレンジするのもいいか。
夕方から夜中にかけて、インターホンのボタン位置に自動点滅器を置いて点滅具合を確認した。
結果、きっちり暗くなってから通電、ポーチランプ点灯状態でも非通電にならないことが確認できた。
<案3>に決定!
次の日に施工することにした。
◆自動点滅器の追加施工<2020年12月20日>
現在は使用していないインターホンの子機
ここに自動点滅器を装着する。
まずは撤去
電線は玄関口の増設スピーカー配線に使用しているので切る訳にはいかない。
送りの電線を壁内に隠して未塗装の部分を処理する。
外壁塗装の時に補修用に貰っていた塗料
恐らくオランジーナでしょう(笑
8年間屋外倉庫で眠らせていたので固形化していた。
なんとか力技で粉砕後、筆で塗った。
艶の具合こそ変わったが、パッと見は分からなくなった。
センサー側の壁はΦ15mmを斜め上に向けて開ける。
チャイム配線を傷付けないように。
ランプ側は器具を分解して、配線には作業中の絶縁を兼ねて先に差し込みコネクタを差し込んでおく。
白線には3P、黒線には2P
ベースを外してΦ15mm穴を斜め下に向けて開けて。
下から上に向けて、真鍮線を使って線を通そうとしたが、なかなか通らない。
真鍮線の線通しを諦めて、直接 VVF1.6−3C を上から差し込んでみる。
これで通らなければ、<案2>に変更するのも良いかな?
と!なんと一発ですんなり線通し完了!
まぁなんと運がいいこと。
線通しさえ上手く出来れば難関突破。
器具側のベースを取り付けて自動点滅器との3芯を接続しておく。
差し込みコネクタは楽で良し。
自動点滅器側もベースを壁に固定する。
配線はシースを剥いておく。
3端子のIN-COM-OUT に 黒―白―赤 を 接続する。
壁との隙間が狭いので防水処理はコーキングを打つしかないか。
取り敢えずセットしてみる。
いい感じだ。
防水処理は、とりあえずいいや(笑
器具側にも配線を済ませ器具とランプ、ガラス球を装着する。
完成!
◆あとがき
○ランプ本体付属の照度センサーがうまく働いてくれさえすれば、面倒な追加工事も不要だった。これ、一般の電気工事店だとクレーム物でしょう。
○追加の自動点滅器が誤動作を起こさなくて良かった。後から考えると、監視カメラの赤外線ランプから妨害を受けても点滅を起こしかねなかった。ダメだったら、ねじなし電線管工事だっただろう。それはそれで楽しめるかも。
○自動点滅器側の防水工事をしなければ。雨が吹き込んで漏電、一家停電は洒落にならない。電気工事用のパテを買ってこなければ。
おわり