【西側物置横土間コンクリート打ち】 2024/8/25 DIY
◆序章
最近コンクリート打ちに嵌っている。
南側花壇 0.76m2 53L と、その横 0.34m2 34L
北側花壇と旧ももの木エリア 1.05m2 105L
出張の合間の土日に 合計 2.15m2 約190L を手練りでコンクリートを打った。
今年の盆休みは、前半に娘が帰って来る事以外何も予定が無い。
例年だと庭でBBQもあったが、この暑さじゃ外で肉は楽しめない。
庭の物置横に 1m2 程(だと思っていた)土間がある。
砂利や土をふるいにかけた残骸、家を建てた時に発生したであろうコンクリートの残骸や植木鉢等の燃えないゴミ集積所になっている。
最近はスギナがワシャワシャ生えている。
ここも雑草対策をしよう!
裏のお家も建て替え中だ。
この機会に、綺麗にコンクリートで埋めてしまおう!
2024年のお盆休みは土間コンクリートを打ったので記録する。
◆工具購入
1m2 は手練だと最低3回戦。
前回の北側花壇でエライ目に遭ったので機械に頼ることにした。
行く行くは庭の砂利全体を土間コンにすることも考えて選定した。
候補は二つ
<エントリーNO.1> コンクリートミキサー 3万円強
憧れのコンクリートミキサー
練っている間に別の作業が出来る。
一度にコンクリ 60L がしっかり練れそう。但しモルタル練りは難しそう。
通販サイトの評価を見ると・・・
保管場所に困る。移動が重い。使用後の手入れが大変。
作業するのに一輪車が要りそう。
騒音が凄い。安い物は初期不良がある等々。
リセールは・・・値段つかないかも。
デメリットも多いが、これぞ!コンクリート練り機。庭の砂利を全部土間コンにするにはこれしかないんだろう。
<エントリーNO.2> ねり樽 + 撹拌機 合計3万円弱
Amazon を物色していて。
ねり樽は 30L、50L、75L、100L タイプがある。
プロが少量練るのに使っている情報があった。
75L タイプだときっちり 60L のコンクリートが練れるらしい。
モルタル・コンクリの両方が練れるし、使用後の手入れが楽そう。
コンパクトに分解できるので家の中に保管できそう。
リセールも良さそうなのでやることをやったら売っ払うも良し。
但し腕力が必要だ。
一人作業だと撹拌中は他の作業が一切出来ないので一日の作業量が限られる。ただ、かなりのスピードでコンクリートが練れる。
樽は大きいと練り易いが、練り上げたコンクリートを掻き出すのは丈の低い方が楽だという評価もある。
コンクリートミキサーと比べると、メリットはこちらの方が多いだろう。
<厳選な選考の結果>
置き場所、場合によってはリセールを考えて撹拌機に決定。
樽は50L タイプと 100L タイプが店舗で安く売っていたので 50L を購入した。 樽はセメント袋半分づつ練ればいいかなと。
リス 50L ねり樽 3,289円 + 京セラ パワーミキサー APM311 20,320円
13年前に購入していた小径のブレードに付け替えてみた。
これでコンクリートが撹拌できることを祈る。
◆計画&施工
全体を 10cm 掘り下げる。
出た残土は 土+砂利+ガラ に分けて 土は残土収集業者に有料で引き取ってもらう。
砂利は水でふるいコンクリートの骨材に再利用する。
砂利をふるって出た水の泥は乾燥させて土と一緒に買い取り業者に。
ガラは砂利と一緒に転圧する。
残コンクリートは段ボールに固めて錘にでもするか。
練り樽や工具を洗った汚れ水は上澄みを砂利に棄て、残りは乾燥させて物置の下に撒くか。
◇2024年8月13日 <1日目>
現場を整理して軽く表面の砂利を掻き集めてみた。
表面 3cm 程は小粒の砂利。その下はしっかり泥土と大石+捨てコンの残骸がごろごろ。
ここにきて重大な見落としが発覚した。
奥行き 1520mm x 幅 1290mm = 1.96m2
えっ?
厚さ 100mm とすると 196L
一回に 30L 練るとして 6回超。
・・・ドラム式のコンクリートミキサーを買うんだったかな(泣
整地で出た土と砂利の混合物は水で流しながらふるいにかけ 80L 舟に避けておいた。
一通り表面分の小砂利を洗い流したところ。80L の舟に満タン。
土の層は乾いた状態で一旦ふるいにかけて、落ちた砂は土のう袋に。砂利は一旦洗って避けておく。
6時から18時までかけたが、整地すら一日では終わらず。右手前はあと 5cm 掘り下げたいところだったが、暗くなってきたので、この日は作業終了。
◇2024年8月14日 <2日目>
残りを掘り下げて、ふるいにかけて砂利は・・・面倒になって洗わずに撒いた。
砂は土のう袋に詰めた。
サラサラの土が7袋分。
ホームセンターで 200mm 幅に切断してもらったコンパネで枠を作り、砂と砂利を押し固めた。
コンパネにレーザーで水平を出して墨ツボで水平線を打っておいた。
次のネタ用にアース棒を打ち込むため、地中に配管等が無いか掘って確認した。
ホームセンターに買い出しに出た。
ポルトランドセメント 25kg x 3袋
川砂 20kg x 6袋
アース棒 x 1本
緑IV x 2m
PF管 x 10m
ワイヤーメッシュ 1m x 2m Φ5mm
小計 6,356円<税込>
ホームセンターから帰宅後、まだ陽があるので作業を進めた。
別ネタ用にアース工事と物置まで電源が通せるようPF管を埋め込んだ後、洗った砂利を撒く。
自作のトンボで均しておく。
一気に大粒砂利を撒いてしまった。
コンクリート用に再生砂利だけでは不足することに気付く。
次の日の朝一にホームセンターに調達に行くことにした。
◇2024年8月15日 <3日目>
大型台風が接近してると。
今日中にコンクリートを打ってしまうしかない。
直にセメントを撒いて後から水を撒いて地を固めておく
スコップでガシガシやると少しずつ水が染み込んでいくが、奥まで浸透していないっぽい。
一袋は撒き過ぎたか。
取り敢えず追加買い出しに出る。
砂利 x 6袋 1,306円
ポルトランドセメント x 1袋 537円
コンクリートサイコロ x 50個 605円
小計 2,448円
ピンコロを敷いて ワイヤーメッシュを浮かす
あとは気合で 190L のミキサー練りと均しに挑戦!
お隣様の新築壁にコンクリートが飛ばないように養生して準備ヨシ!
取り敢えず水 6L を準備しておく。
旅行用の重量計で計測後、内側にメモっておく。
まずは砂を水無しで混ぜてみた。
ねり樽に砂20kgを投入して・・・
なんだか少ない。
調子に乗って?もう一袋追加してしまう。
ここでヤバイことに気が付く。
砂を2袋入れたらセメントを1袋入れて、更に砂利を3袋入れないと、だ。
桶は 50L だ。入らんぞー
取り敢えずセメントを一袋入れてどぶさらいで混ぜてみた。
重い。重たすぎる。どぶさらいでは到底混ぜられなかった。
撹拌機でチャレンジ!
押し付けながら回転させるとスクリューが奥に持って行かれると同時に混ざってるっぽい。
ただ、羽根が小さいので効率が悪い。元の 220mm ブレードに替えてみた。
220mmや如何に!
ガンガンいける!
ただし、腕の力と反動に腰に結構な負担がかかる。
カラ練でも混ざりそうなので、覚悟を決めて 水 11L を投入!撹拌!
水を投入してから約5分経過。
混ざれば混ざるほど粘度が増す。
砂利を投入!撹拌!
スコップ3杯の砂利を追加して1分程で撹拌できた。
どんどん砂利を追加して混ぜる
50L 樽 満タンを完全に練り上げるまでカラ練を除いて 12分かかった。
いざ!コンクリート1投目 28cm フライパンでえいやっ
比重2.3は半端じゃなかった。
途中から小なべで投入を繰り返す。
手前ばかりに盛ると奥の作業が出来ない事に気付かずにどんどん手前に流し込む。
樽半分のコンクリートを掻き出した辺りで気付き、奥左半分に寄せていく。
コンパネを足場にしてコンクリートを左半分に移動する。
一回戦で左 2/3 エリアが半分の厚みまで埋まった。
二回戦以降は以下の要領で行った。
1、樽に水を 6L 入れておき、砂を一袋 20kg を投入、どぶさらいで水と馴染ませておく。
2、セメントを半袋投入する。
3、ブレードを水没した状態で回転させ飛び散らせないよう底の方からセメント粉の淵を削るように水面ギリまで撹拌を繰り返す。
4、モルタルが出来たら砂利を一袋 20kg 投入して撹拌する。
5、よく混ざったら、更に砂利を半袋 10kg投入して撹拌する。(ミキサーが結構頑張ってる音がしてくる)
二回戦 左半分仕上げ高さまで
三回戦 右奥仕上げ高さまで
四回戦 右手前仕上げ高さまで
この時点で、かなりの残コンクリートが発生する。
余りは段ボール箱に詰めておく。
右手前の高さまで仕上がったので、踏板を敷いて奥から金鏝仕上げ。
二時間程経った後、ブラシで軽く表面を擦ってブラシ仕上げ。
100均で買ったブラシでなでなで。
完成!あとは台風の大雨で流れないこと、猫足拓を作られないことを祈った。
◇2024年8月16日 <4日目>
この日は朝から終日新幹線が計画運休になるなど強風の台風が昼から夜半過ぎにかけて接近する予報。
雨風が落ち着いている間に他の用事を済ませ、午後から出来具合を確認した。
取り敢えず肉球跡は付いていなかった。
右奥から左手前にかけて2cm程の勾配をとった。
程良く左手前に水が溜まっているので良いんではないかな。
左手前だけに水が溜まらないよう手前の型枠だけ外して水が流れるようにしておいた。
止めてあったネジをインパクトで外し、しゃこ万でコンパネを掴んで引き上げる。
表面の水が砂利側に流れ込んでくるようにして、この日は作業終了。
◇2024年8月17日 <5日目>
しゃこ万を使って、奥側、左側のコンパネを外す。
奥はコンパネがやたらさっくり抜ける。
コンパネにこびりついた付いたセメントはまだ固まっていない?
平気で乗り上げているが大丈夫か?
不安な気持ちを押さえて左側もコンパネを外す。
こちらはしっかり固まっていた様子。何が違ったんだろう?
コンパネを抜いた隙間にふるいにかけた残土を詰めて水締め
完成!
◇後片付け
砂利を水洗いして出た汚泥は、土のう袋に入れて乾燥させて砂にする。
桶、樽、工具の洗い水は大量の水で洗い流して、底に溜まった砂とセメントはペットボトルに入れて乾燥させる。
上澄みは庭に捨て、沈殿物は取り敢えず乾燥させる。
段ボール箱に入れて固めていた残コンクリートは、持てる重さじゃない。
コンクリートドリルで3ヵ所穴を開け、ダイヤモンドカッターで筋を入れたらタガネで割って三等分位にする。
M8のアンカーを打ち込み、高ナットをかまして吊りボルトを装着。
錘にする為に持ち手を作っておく。
重さを量ってみる
9.52kg 11.99kg 10.24kg 合計で 31.75kg
簡単に持てる重さじゃなかった訳だ。
◇あとがき
○お盆休みの5日間をフル活用して土遊び、水遊び、泥遊びを堪能した。残すは残土の処分だけだ。
○庭の土間コンクリート打ちはもういいかな。体力的にもう限界。と言いつつ 1m2 位ずつだったらいけるかもとか(笑
○コンクリートの下にPF管とアースを仕込んだ。これで屋外の物置に電灯を灯す工作が残っている。庭弄りはまだまだ楽しめそうだ。
○3〜5歳の頃、何度か田舎に一人預けられることがあった。日中は爺ちゃんと二人の叔父さんはお仕事。お婆ちゃんは自宅療養で私とは遊べなかった。なのに意外に一日中暇なく一人で遊んでいた記憶がある。一人の叔父さんは休みの日に山、川、池に連れて行ってくれたり工作を教えてくれる自然科学・工作系。もう一人は電力会社に勤める電気工学系の叔父さん。その田舎には農耕器具やら工具が沢山ある納屋があって、そこで自然科学・工作系の叔父さんに工具の使い方を教えてもらったんだろう。幼稚園生に教えるもんじゃないと思うけど、なかなかハードな工作を一人でしていた。山から拾ってきた 「Y字」 の棒切れを鋸で切ってナイフで皮を削り、ゴムを張ってパチンコを作ったり。吹き矢の弾?の先端にグラインダーでぴんぴんに研いだ釘を仕込んで壁に打ち込んだり。鉄筋の切れ端を叩いて潰して研いで刀を作ったり。鏝で土壁に更に泥を塗りたくったり・・・あ、これだ笑。恐らくその頃の泥遊びの楽しさが蘇ったんだろう。私が本格的にモノ作りと電気が好きになったルーツはここにあるんだと確信した。ドライバーやモンキーを使って工作したり、鋸で合板を切って釘を打ってスピーカーBOXを作る小学校低学年生が出来上がったのは、叔父さんからの刷り込みだったんだ。それにもっと早く気づいて息子を仕立てるんだった笑
おわり