【階段コンセント増設工事】 2020/5/30 DIY

 

◆序章

 2020年4月5日

 18歳の息子が階段で壁にニードロップをかましよった。

 慌てて降りようとして足を滑らせたらしい。

 幸い体は軽い打撲で済んだが、壁には結構な穴が開いた。

 

 凹みは大したことが無かった様に見えた。

 

 しかし、石膏ボードの脆い部分を削ぎ落とすと結構な穴になった。

 

 これでも遠慮した方だ。

 

 とりあえず虫が出入り出来ないように速攻でベニヤ板を切り出して蓋をした。

 

 一応ペーパーで角を取ってまろやかに仕上げた。

 

 数日が経って、このままじゃ不恰好なので目隠しがわりに2連のブランクパネルを取り付けて誤魔化していた。

 

 時間が出来た時に石膏ボードと壁紙を買ってきてDIYで完全補修するもよし。

 丁度この壁の裏に息子の部屋のコンセントがある。そこから電源を分岐して足元ランプを光らせるとか。

 また、ここにコンセントを増設すれば階段で掃除機をかける時、2階と1階のコンセントのつけ外しが無くて楽かな?

 ・・・とか妄想が豊かになると、なかなか手が出なくなって放置していた。

 

 現実的なのはコンセント増設工事。

 しかし、私自身コンセント工事は、できればやりたくない工事だった。

 

 しかし先日、玄関のコンセント増設工事をやってみて一応手応え(?)があった。

 階段もやってみたので記録する。

 

◆設計&施工

 2連プレート

 

 WTF7074W 228円

 長穴にダブルコンセントを埋め込み、一個部分はブランクパネルを埋める。

 

 ダブルコンセント

 

 WTF1502WK 218円

 

 1連用ボックス

 

 パネルボックス SBP−S 198円

 石膏ボード側から施工できるタイプ。しかし裏から挟み込んで使うつもりで購入。

 本当は2連を買えば良かったものの、結構いい値段だったのでブランク側はボックスなしで付ければいいか、とコストダウンを図ろうとして玉砕した。

 結局2連ボックスを買い足すことになった。

 

 連用枠 ワイド21 

 

 WT3700 58円 

 はい。これも間違って買ってしまった物。こいつはワイドハンドルのスイッチ専用枠でした。

 

 ブランクチップ

 

 ワイド21用 WN3020SW 48円 

 

 ダブルコンセント

 

 息子の部屋側は新調する。こないだ箱買いした余り物。WTP1502WKP 356円/1個

 

 とりあえず下準備をする。

 連用枠にブランクチップを付けた連用枠とダブルコンセントをプレートに止める。

   

 すると、まぁなんてことでしょう。合いません。

 

 ワイド21器具はコンセントパーツの類とスイッチ類で使用する連用枠の仕様が違うんだわ。

 ブランクチップもしかり。

 左右のポッチの間隔が違うのでスイッチ用の枠にはブランクチップは合いません。

 

 慌ててDIYショップへGO!追加調達してくる。

 

 コンセント用絶縁連用枠 WTF3710K 53円

 

 気を改めてブランクチップを連用枠に固定する。

   

 パチンとワンタッチだ。

 

 プレートにダブルコンセントとブランクチップ付き連用枠を固定しておく。

   

 

 ここでも注意散漫。実はプレート枠の上下が逆になっていることに気付かず。<今日は何やってんだ俺>

 

 VVF1.6−2C ケーブルを線処理してコンセントに接続しておく。

   

   

 

    

 W側白線よし!

 

 階段にGO!

 

 マイクスタンドにフレキシブルアームでスマホを固定して撮影している。

 

 ブランクプレートを外す。

   

 やっつけ仕事のはさみ金具で固定していた。

 

 とりあえず外す。

   

 部品を壁中に落とさないように。

 

 はさみ金具を外し、向かって右側にコンセントボックス、半分に切断したはさみ金具を左側に装着して2連を固定しようとしたが断念。

   

     

 片方だけボックスで保護するとか無理でした。結局2連用ボックスを追加購入するハメになった。

 

 取り急ぎ分岐元のコンセント工事だけ済ましておく。

 

 プレートのエッジに積もった埃は9年分。掃除してないやろ。

 プラグを挿しっぱなしだとトラッキングで発火ぞ。

 

 プレートを外す。

 

 ここもプレートだけは交換してたはず。

 

 ここからは最強!モノホン絶縁手袋を装着しながら。

   

 怖いものなし(笑

 

 そおっと壁からコンセントを引き出す。

 

 言うほど絶縁被覆の剥き過ぎは無さそう。

 

 L相を移植する。

   

 白線が同時に抜けないように押さえながら黒線だけ抜く。

 

 心線の酸化膜をペーパーがけしておく。

 

 絶縁手袋万歳!これを嵌めてたら最強よ。

 

 新品コンセントに移植する。

 

 L相さえ終われば後は楽勝だ。

 

 白線も元パーツから抜いて、磨いて、差し替える。

   

 

 息子の部屋のコンセントの換装が完了した。

 

 頭を冷やして、本日二度目のDIYショップへ。

 二連ボックスを買ってくる。

 

 SBP−W 618円

 

 壁に98mm x 98mm をけがく。

   

   

 元穴が若干大きいのでどこに基準を取るか時間がかかる。

 

 けがきが完了。

 

 最少公倍数?右側がえぐれた形に。

 

 カッターナイフで石膏ボードを削る。

   

 壁紙が分厚い。壁紙を2度貼り換えた跡がある。流石社宅に貸し出していただけある。

 

 ボックスを嵌め込んで固定する。

   

 右側は若干の隙間が出たが無問題。

 

 入線する。LAN工事で活躍した入線棒。

   

 真鍮棒にねじを切ってスペーサーで継げるようにしたもの。

 

 階段側のボックスから部屋のコンセントボックス方向を突く。

 

 左側の金棒がそれだ。見事にヒット。

 

 タコ糸を入線棒に絡めて階段側に引き寄せる。

   

 

 まずはタコ糸の入線が完了した。

 

 あとはケーブル先端にタコ糸を結び、コンセント側から引っ張る。

   

 ケーブル通し完了。

 

 先に階段側の工事を終えておく。

   

 ボックスに連用枠を固定していて、ふと気付く。

 

 あらま。逆さまだ。

 

 プレート外し穴が上に来てしまう。

 

 とりあえず水平を出してパーツを固定した後でプレート枠だけひっくり返す。

   

 そうか、ブランク側とダブルコンセントが左右テレコだったんだ(泣

 

 プレートに上下が無いことを祈ってプレートを装着してみる。

 

 階段側工事終了。

 

 部屋側の電源を線処理する。

   

 同じ長さにシースを剥いて、絶縁被覆を剥いておく。

 

 接続!

 

 あとは整然と曲げて整える。

 

 皿ねじで仮止め後、水平確認。

 

 柱基準でOKとする。

 

 本締めした後プレートを装着して完成。

 

 綺麗だ。

 

 早速、掃除機を使ってみる。

   

 真っ白のプレートと壁紙の白がいい塩梅だ。

 

  

◆あとがき

 コンセントの工事に手を染めた。

 あと何か所か練習した後に2階リビングのコンセントを見てみたい。

 が、開けた瞬間に閉じ直す可能性がある。

 器具が古いのか、接続が悪いのか、既に電線が劣化しているのか。

 越してきてすぐの頃、ホットプレートを使っていてコンセントとプラグがヤバい位の熱を帯びて以来使っていない場所。

 そぉっと開けてみて調査してから、ヤバかったら近くの電気工事屋さんに相談してみるかな。

 

 

 

 

おわり