【納戸の照明工事】 2012/03/04 DIY
階段下の空きスペースに1畳程の納戸がある。
ピクニックテーブルやクリスマスツリー、その他季節の行事物がわんさか。
不要物の一時置き場にも勝手が良い。
ただし細長く、奥が暗い。
玄関の電灯を点けても奥は暗くて見えない。
「この中にも、電灯があればいいのにね。」
リクエストはあったが良い案が浮かばず放っていた。
ふとしたきっかけで良い案が浮かび、施工できたので記録する。
◆設計
やはり、きっちり電気工事をして電灯を取り付けなければ。
問題は電源。
納戸の扉のすぐ脇にコンセントがある。
このコンセントからプラグコードを引っ張れば電灯を点けられる。
しかし露出配線だと、扉を閉めるときにはプラグを外さなくてはいけない。
・・・これじゃぁ懐中電灯を常備するのと変わらない。
コンセントには送り端子がある。
壁内にケーブルを通すことが出来れば、ここから延長して納戸の壁まで電源を送り、マリンランプでも点ければ良い。
しかし家は2X4。
内壁の垂直方向には自由が利くが、横方向には隔壁だらけ。
で、約1年放ったらかしていた。
ふと髭剃りを充電しようと脱衣場のコンセントを見たときに気付いた。
脱衣場のコンセント
アース付きのコンセント。
丁度、脱衣場の裏が納戸だ。
このコンセントの裏側にスイッチボックスを設ければ、直結式の照明機器も点灯できるかもしれない!
◆電気工事
脱衣場のコンセントを分解してみる
ドライバーでボックスの奥を突いてみると、納戸の壁がコンコン♪
簡単に電源が送れそうだ。
そうと分かればがんがん妄想が広がる。
〜脱衣場のコンセントボックスの裏側にスイッチボックスを設け、納戸の壁にタンブラスイッチを装着。壁につけた直結器具を点滅・・・
〜露出スイッチ − 露出配線 − 納戸の天井にシーリングローゼットで電灯を装着・・・
でも、壁にスイッチ付属の照明器具を装着するのが一番簡単かな?
照明器具となると、センスが問われる。
そこで家内と一緒に照明器具が沢山置いてあるK’sに出かけた。
妄想が広がったおかげでお腹が一杯になり、タンブラスイッチや露出スイッチは面倒になり却下。
結局、本体にスイッチのついたインバータ蛍光灯の台所用照明を購入
コイズミ BBN8402B 5,800円
壁にどう装着するか実物をあてがってみる
垂直に立てると照明器具の厚さが手前の柱の出っ張りと重なって丁度良い。
器具付属の点滅器の高さが他のタンブラスイッチの高さと同じ位置になるように壁に取り付ける。
納戸側の壁に電線貫通穴を開ける。
薄いベニヤで出来ているだろうと思っていたら、石膏ボードまで貼ってある念の入り様。
おかげで床面が真っ白。養生しておくんだった。
空けた穴にφ1.6 VVFケーブルを通す。
丁度この真下あたりに脱衣場のスイッチボックスがあるはず。
適当にケーブルを突いていると手応えがあった。
線通し完了。
先に器具側の線処理をしておく
電工ナイフとニッパーで単線の皮を剥く。
器具を装着し、ケーブルを繋ぐ
ここまで来ると完成間近!
脱衣場側も線処理をしてコンセントの送りと接続する
被覆を傷つけないように。接地の極性を間違えないように接続する。
原状復帰
洗濯機のアースを取り付けて復旧終了。
いざ!点灯!
完成!
1畳にインバータの24Wはかなりの眩さ。これで荷物も片付けられるだろう(笑
◆あとがき
○久々の電気工事。中空の壁を挟んでこんなに近くから電源が引けるとは。なぜもっと早く気付かなかったんだろう。
○使用部材は電灯の5,800円とVVF1.6mm2芯x1mの109円の合計 5,909円。
○電気工事士免許がこれ程役に立つとは。取っていて良かった。
○家内にも大好評。明るくなって、良く見えるようになったので片付けも捗ることを願いたい。
おわり