【エアコン据付工事3】 2019/4/7 DIY

 

◆序章

 1階洋室のエアコン

 

 DAIKIN  S22GTNS−W 2007年製

 家に居る時、夏は27度設定、冬は20度設定でフル稼働。

 

 12年。そろそろ壊れてもおかしくない。

 壊れてからの緊急工事は辛い。

 頃合いを見て更新工事を行ったので今回はより克明に記録する。

 

◆設計

 入れ替えるエアコン

 

 DAIKIN S22STES−W ¥40,640円 <2016年4月26日購入>

 

 私の部屋が先か、息子の部屋が先か、壊れた方の予備機に購入していた。

 2016年4月に購入するも室内機は息子のベッド下に3年間眠っていた。

 室外機は雨ざらし。

 これ以上眠らせるのは勿体ないので入れ替える。

 

 更新工事の注意として。

 前回、ダイキンに入れ替えた時、室内機が小さくなったため配管貫通穴が合わず本体の補助配管を少し加工した記憶があるぐらい。

 当然据付板の穴位置は全て新規だった。

 効きもしない木ねじを数打ちゃ当たる的な工事をしてらっしゃいました。

 

 配管は使えるだろう。

 フレア加工は、多分そのまま使えるんではないかな?

 午前10時から撤去、午後据付くらいのペースでじっくり施工する。

 

◆撤去工事

 室外機側

 

 しばらく冷房運転をかけながらゲージマニホールドを装着する。

 

 冷房運転中

   

 ねじを一つ外して側板を外し、閉鎖弁蓋2つとサービスポートの蓋を外す。

 

 コントロールバルブ

   

 ゴムパッキンを確認して、全閉を確認後サービスポートに装着する。

 

 真空ポンプ

 

 しばらく使っていなかった。油の確認と軽く暖機運転。

 

 ゲージマニホールドの作業ホース

 

 ホースのパッキンを確認して順次装着する。

 

 ゲージマニホールドとホースの真空乾燥作業

   

 真空ポンプ運転後黄色ホース先端バルブを開ける。

 

 ゲージマニホールド

   

 青バルブ開の後、ゲージが−0.1Mpaを指す。

 

 しばらく待ったら、開けた逆の順に閉める。

   

 青バルブを閉め、黄色ホース先端のバルブを閉める。

 

 真空ポンプと黄色ホースを傷めないコツ

   

 黄色のホースを外して真空ポンプに空気を吸わせながら真空ポンプを止める。

 

 しばらくそのまま放置して、真空を保持していたらコントロールバルブを開ける。

   

 低圧が0.83Mpa 4.8℃位 吸入管温度が5.4℃ 湿り運転だ。

 外気温度17℃で室内も同じような温度。冷房がかかっただけ良かった位かな。

 

 しばらく冷房運転したのでポンプダウンする。

   

 液閉鎖弁を全閉にすると低圧圧力が下がる。

 

 低圧圧力が0MPaになったらガス閉鎖弁を全閉にする。

    

 急いで室内機側に移動する。

 

 リモコンで運転を停止する。

 

 室外機の送風音を聞きながらコンセントを抜く準備をする。

 

 室外機が完全に止まったら、プラグを抜く。

 

 電源OFFよし!

 

 コントロールバルブを取り外し、室外機側のキャップ類を閉める。

 

 このセットはまだ使える。保管中にガスが漏れないように閉鎖弁キャップをしっかり閉める。

 

 

 連絡電線とアースを外す。

   

 電線押さえを外し、アースを外す

 

 マイナスドライバで押さえを突いてロックを外す。

 

 引っこ抜けば連絡線が外せる。

 

 二丁掛けでフレアナットを外す。

 

 方向注意。振り下ろし方向で外れる。

 

 娘の部屋に工事したエアコンに付属していたフレアナット&銅キャップを装着する。

 

 ユニオン側に装着して冷媒漏れを防止する。

 

 液管、ガス管のフレア部

   

 扁平なし。つぶれ無し。再利用を決行する。

 

 接続作業まで、ゴミが入らないようキャップをしておく。

 

 4m物の配管キットに付いていたキャップ。取り置きしていて良かった。あると便利。

 配管部分のカバーを付けて撤去完了

 

◆室外機据付工事

 3年近く梱包を解いたまま放置していた室外機

 

 直置きで3年の割には綺麗かな?

 

 置台に装着する

   

 置台と固定用のボルトナットは撤去機のものを流用。ボルトセットは買っておくんだった。

 

 配置を確認する

 

 配管の位置も合わせる

 

◆冷媒配管接続<室外機側>

 配管カバーを外し、付属のフレアナットとキャップを外し冷媒配管を接続する

 

 フレア内面だけに冷凍機油を塗る。

 

 トルクレンチで締め付ける。

 

 液管側は片持ちでもしっかりトルクがかかる。

 

 ガス管側は二丁掛け必須

 

 フレア再利用なのでキチンとトルクがかかる。

 

◆連絡配線工事<室外機側>

 端子台が前より近付いたので切り直す

 

 長さを調整したら3センチ程外装を剥く。

 

 銛の形にして絶縁被覆を剥く

   

 15mmに心線を切り揃える。

 

 端子台に挿入

   

 確認窓に銅線が見える。

 

 逆に根本は銅線が見えないように

 

 ばっちり。

 

 電線押さえで外装を押さえる

   

 電線押さえを装着して連絡線接続完了。

 

◆アース工事

 

 アースマークのねじを外してアース線を装着する。

 

◆室内機撤去

 室内機側の冷媒配管を外す

   

 右ポンづけなので、室外側樹脂ダクト内部で接続してある

 

 二丁掛でフレアを外す

   

 特に立ち上げ部のフレア切り直しはリスクが高い

 液管は内面の根本辺りにうっすら傷がついているが、ガス管とも再利用を決行

 

 確認したら、作業中にゴミが入らないようにキャップをしておく

 ドレン配管も延長ホースから外しておく

 

 室内機が外せるように配管を伸ばしておく

 

◆室内機側撤去工事

 見た目は綺麗。

 

 吹き出し口の水平羽根が色あせているくらいか。

 

 耐震ねじを固定しているので、カバーを外さないと本体が外せない

   

 フロントカバーを開けて、見えている3本のねじを外す。

 

 本体カバーを外す

   

 うむ。綺麗に工事されている(自分でやったんだわ)

 

 2か所の耐震ねじを外す

   

 特にこのねじは、頭が潰れやすいので注意して外す

 

 連絡電線を外す

   

 電線押さえのねじを外し、端子台のロックを突いてケーブルを引っこ抜く。

 

 室内機本体を外す

   

 あとは引っ掛けているだけなので、爪を避けて本体外す。

 

 据付板を外す

   

 ボードアンカーだけでなく間柱にも強力に固定していた

 

◆室内機据付工事

 室内機の梱包を解いて寸法を確認する

   

 据付板の寸法がかなり変わっている。既設のボードアンカーのねじは使えない。

 

 貫通穴基準で据付板を取り付ける

   

 水準器で穴の中心から水平線を引き、穴の中心から既定の寸法の所にマークしておく。

 

 水平を確認して据付板を仮固定したところ

   

 この位置だと、右後方配管だと配管が丁度隠れる。しかし、このままだと室内機は左の壁を貫通してしまうw

 

 貫通穴に据付板がギリギリ被らない所まで据付板を水平に寄せる

   

 3cm程寄せた。ここまでが限界か。

 ただ、本体の中心が間柱の位置とドンぴしゃなので補強は万全だ。

 

 この位置で要所の穴位置にマジックで壁紙に印をつけて据付板を一旦下ろす。

 ボードアンカー用の下穴を開ける。

   

 掃除機で吸いながら開けると後片付けが楽ちん。

 

 ボードアンカーを打つ

 

 何か所か微妙に前回のボードアンカーと被ったので近傍に打った

 

 据付板を固定する

 

 耐震ねじの近傍が打てず。鉄板側に穴を開けるんだったと後悔。

 

 室内機の配管養生

   

 3cm程ずらして後方側に曲げ断熱材を密にビニールテープで固定する

 

 付属品の断熱テープを巻く

   

 室内側が結露しないように半幅筒重ねて巻く。しまった。ドレンも一緒に巻くんだった

 

 冷媒配管、ドレン配管をまとめる

 

 連絡電線も新品にすれば良かったかな。

 

 据付板の上部にひっかける様に固定する

 

 耐震ねじを固定してがっちり据付る

 

 屋外側の冷媒配管とドレンホースを接続する

   

 長さを確認してドレン配管はビニールテープで接続し、冷媒配管は油を塗ってからトルクレンチで接続する

 

◆真空乾燥

 まずゲージマニホールドを接続する

 

 室外機のサービスポートにコントロールバルブ、青ホース、ゲージマニホールド、黄色ホース、真空ポンプの順に接続

 

 真空ポンプを運転してから順にバルブを開く

   

 黄色バルブ開

 

 ゲージマニホールドの青バルブを開

   

 ゲージが−0.1Mpaになる

 

 コントロールバルブを開ける

 

 真空ポンプの音が変わった所から更に増し開けする

 

 数分で真空ポンプの音が安定(−0.1Mpa)になってから10分真空乾燥する

  

 10分の間に室内機側の連絡配線を接続する(写真無し)

 

 10分後、ゲージマニホールドと黄色バルブを閉めて黄色ホースを外してから真空ポンプを止める 

 更に真空状態を放置して漏れがないか確認する

   

 2分間放置後。−0.1Mpaから上がってこないことを確認する

 

◆冷媒配管漏れ検査

 液閉鎖弁側を5秒間だけ90°開けて閉める。

   

 配管に圧力がかかる

 

 外気温度20℃で圧力1.22Mpa ≒ 16℃

 

 まあそんなところかな

 

 漏れ検査

 

 ギュポフレックス。これを配管接続部分にかけて漏れが無いことを確認する

 

 室内機側

   

 液管、ガス管漏れなし!

 

 室外機側

   

 漏れ無し!

 

 閉鎖弁を全開にして試運転する

 リモコンの裏モードで強制冷房運転を施す

 

 <外気温度20℃>

 室内吸込−吹出

   

 17.3℃ − 10.6℃ ≒ 7℃ いいんじゃないかな

 

 過熱度を計測する 吸入配管温度−蒸発温度

   

 7.7℃− 5℃ = 2.7℃ 室内吸込が17℃だとこんなもんかな。もっと低くてもいいかな。

 

 室外機側のゲージマニホールドをポンプダウンを利用して取り外す

 液閉鎖弁を全閉にする

 

 しっかり閉める

 

 吸入圧力がが下がってくる。0Mpaになったら、コントロールバルブを閉める

   

 コントロールバルブの開閉方向に注意。反時計回りで閉まる。

 

 液閉鎖弁を全開にしてゲージの針が上がってこなければコントロールバルブを外し閉鎖弁蓋をしっかり閉めておく

   

 このまま冷房運転を続けてしばらく経ったら運転を止める

 

 室外機のカバーをかけたら完成

 

 室内機の右側の壁紙を調達しなければ。

 

◆あとがき

 久しぶりの入替工事とは言え、撤去に2時間、据付に2時間かかった。

 写真を撮りながらだと時間がかかるんだと、言い訳したいところ。

 工事のプロだと入替で1時間かからないんだろう。

 室内機が小さくなったので室内機右側の壁紙が汚いままだ。二階のリビング用余っている壁紙でも合わせて良さ気だったら貼ってみるか。

 息子の部屋だけR410Aだ。暑くなる前に工事してしまいたい。

 

 

おわり